令和 3年 9月 定例会(第5回) 令和3年第5回
市貝町議会定例会(第3号) 令和3年9月13日(月曜日)午前10時
開議出席議員(12名) 1番
荒井和一議員 2番 石井 豊議員 3番
関澤正一議員 5番 豊田 功議員 6番
園部弘子議員 7番
川堀哲男議員 8番 小塙
斉議員 9番
小沢岩夫議員 10番
山川英男議員 11番
高徳義男議員 12番
小泉栄一議員 13番
和久和夫議員欠席議員(なし
)-----------------------------------説明のための出席者 町長 入野正明 副町長 永山廣美 教育長 小森祥一 総務課長 永山良一
企画振興課長 金田道宙
町民くらし課長 軽部 修
健康福祉課長 國井美由紀 建設課長 渡邉隆憲
こども未来課長 滝田弘行-----------------------------------本会議の書記 事務局長 久保孝幸 次長
小林敏章-----------------------------------付議事件 別紙のとおり開議宣告 午前10時00分 議事日程(第3号)第1 認定第1号 令和2年度市貝町
一般会計歳入歳出決算認定について(
委員長報告・討論・採決)第2 認定第2号 令和2年度市貝町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について(
委員長報告・討論・採決)第3 認定第3号 令和2年度市貝町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について(
委員長報告・討論・採決)第4 認定第4号 令和2年度市貝町
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について(
委員長報告・討論・採決)第5 認定第5号 令和2年度市貝町
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について(
委員長報告・討論・採決)第6 認定第6号 令和2年度市貝町
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について(
委員長報告・討論・採決)第7 認定第7号 令和2年度市貝町
奨学金貸与費特別会計歳入歳出決算認定について(
委員長報告・討論・採決)第8 発議第2号
コロナ禍による厳しい財政状況に対処し
地方税財源の充実を求める意見書の提出について第9
常任委員会の閉会中の継続調査の件第10
議会運営委員会の閉会中の継続調査の件第11
議会広報編集調査特別委員会の閉会中の継続調査の
件-----------------------------------
△開議の宣告
○議長(
山川英男) ただいま出席している議員は12名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
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△認定第1号~認定第7号の
委員長報告
○議長(
山川英男) 日程第1、認定第1号「令和2年度市貝町
一般会計歳入歳出決算認定について」、日程第2、認定第2号「令和2年度市貝町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」、日程第3、認定第3号「令和2年度市貝町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」、日程第4、認定第4号「令和2年度市貝町
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について」、日程第5、認定第5号「令和2年度市貝町
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について」、日程第6、認定第6号「令和2年度市貝町
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」、日程第7、認定第7号「令和2年度市貝町
奨学金貸与費特別会計歳入歳出決算認定について」の以上認定7件を一括議題といたします。 本件については、
決算審査特別委員会に付託しておきましたが、委員会の審査終了に伴い、委員長から
委員会審査に係る報告書が提出されておりますが、朗読を省略し、これから
決算審査特別委員長の報告を求めます。 なお、この委員会は議員全員で構成し、かつ審査を行った関係上、
委員長報告に対する質疑は省略いたします。
川堀決算審査特別委員長。登壇。 (
決算審査特別委員長 川堀哲男 登壇)
◆
決算審査特別委員長(川堀哲男)
決算審査特別委員会の審査報告を申し上げます。 本
特別委員会に付託されました認定第1号から認定第7号の審査の経過及び結果についてご報告申し上げます。 本
特別委員会は、9月6日から9日までの4日間にわたり、午前9時から、委員全員の出席を得て審査を行いました。現地視察については、9月6日の午前中に、令和2年度に実施された事業箇所、計4か所の視察を行いました。 なお、書類審査に当たりましては、説明のため、町長をはじめ副町長、教育長、各主管課長、課長補佐、係長が出席しました。また、
特別委員会の書記は職員2名でありました。 それでは、審査の概要について申し上げます。 さきに提出された決算書及び附属資料を基に、職員から説明を聴取しながら審査を行いました。 初日の6日は
現地視察終了後、
建設課所管の審査を行い、翌7日には、総務課、
企画振興課、税務課及び
会計課所管の審査を、翌8日には、
農林課所管及び
教育委員会所管について、最終日となる9日には、
町民くらし課、
健康福祉課所管の審査を行いました。事業を担当されました職員にあっては、日々、大変ご苦労さまでした。 また、会計ごとに質疑を行い、質疑終結後は討論を省略して直ちに採決した結果、
一般会計、
国民健康保険特別会計、
後期高齢者医療特別会計、
介護保険特別会計、
農業集落排水事業特別会計、
公共下水道事業特別会計、
奨学金貸与費特別会計について、挙手全員をもって原案を認定すべきものと決定いたしました。 以上、
委員長報告といたします。
○議長(
山川英男) 委員長、自席にお戻りください。 これから認定第1号から第7号まで順次、討論、採決を行います。
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△認定第1号の討論、採決
○議長(
山川英男) 認定第1号「令和2年度市貝町
一般会計歳入歳出決算認定について」討論を行います。 まず、本件に対する反対者の発言を許します。 (発言する者なし)
○議長(
山川英男) 次に、賛成者の発言を許します。 園部議員。登壇。 (6番 園部弘子 登壇)
◆6番(園部弘子) 6番、園部弘子。 認定第1号「令和2年度市貝町
一般会計歳入歳出決算認定について」賛成の立場から意見を述べさせていただきます。 令和2年度の
一般会計歳入決算額は71億1,657万7,000円、
歳出決算額は65億2,566万3,000円でありました。前年度と比較をしてみますと、歳入は28.9%、15億9,453万4,000円の増、歳出は34.0%、16億5,627万1,000円の増となり、いずれも過去最大となりました。
歳入決算額から
歳出決算額を差し引いた
形式収支額は5億9,091万4,000円となり、翌年度に繰り越すべき財源9,208万円を差し引いた実質の収支は4億9,883万4,000円となっています。
財政健全化判断比率を見ますと、
実質公債費比率は5.6%、前年度
比率マイナス1.0%であります。将来負担比率においても11.1%、前年度
比率マイナス5.1%となっています。 令和2年度末の町債残高は、元金、利子合計で35億519万7,000円となり、前年度対比1,238万円余り減少をしました。また、
財政調整基金や減債基金も計画的に取崩しをして事業執行をするなど、財政需要に向けた計画的な準備ができていると判断できます。 このようなことから、市貝町の財政状況は改善傾向にあるものと判断できて、健全な財政運営がなされてきているものと評価をいたします。 また、令和2年度の
予算執行状況を見ると、歳入においては、町税収入が
新型コロナウイルス感染症による企業収益の落ち込みなどにより、前年度より減少はしているものの、収納率は、前年度と同率の96.4%と堅調に推移をしていると考えられます。 一方で、町税の
不納欠損額は607万8,540円であり、地方税法に規定する時効成立などにより適法に処理をしたものではありますが、税の公平負担の原則からも、ほかの納税者の納税意欲をそぐことのないように、職員のより一層の徴収努力を期待いたします。 歳出においては、当初予算の主要事業に掲げた各種施策がほぼ
計画どおりに執行されており、町民福祉の向上及び地方創生の発展が図られたものと考えられます。 具体的に申し上げますと、総務関係においては、第6次市貝町
振興計画後期基本計画が策定され、施政方針を「人が結ばれ、命をつなぎ、新しい恵みをまわす、自治自尊の町を創る ~サシバと共生するまち・いちかい~」と定め、新たな
まちづくりの羅針盤が掲げられています。 また、
コロナ禍における国の
家計支援対策である1人10万円の
特別定額給付金を給付し、迅速かつ的確な家計へ支援に努められました。 民生及び衛生関係においては、新規事業として、
保育所空調改修事業や零歳児から2歳児の第2子以降の
保育料無償化事業など、主要事業に掲げた施策を確実に実施し、
子育て環境の充実を図りました。 また、
各種予防接種事業、
健康診査事業、
市貝温泉健康保養センター運営事業など、町民の
健康づくりを図るための施策に加え、
新型コロナウイルス感染症対策としてマスクの配付や、
子育て世帯、高齢者への経済的な支援などを実施し、町民の生命や生活を守る迅速な対応に努められました。 農林関係においては、町の基幹産業である農業、林業、畜産業の振興・発展のため、
各種補助金や農道などの基盤整備を図る
ハード事業のほか、
農業委員会運営費、
土地改良事業等に要する費用が支出されました。 商工、観光関係においては、
新型コロナウイルス感染症の影響により、
各種観光イベント等は規模縮小または中止となりましたが、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、
感染拡大防止協力金や
事業継続応援金などを創設し、中小企業を支援するとともに
プレミアム商品券事業の拡充を図り、消費を喚起することで町内経済の活性化を図られました。 土木関係においては、
町道谷中東線や
塩田続谷線の
道路改良工事に加え、町道、公園、
町営住宅等の維持管理や
生活排水処理の改善など、より安全な、快適な生活基盤の整備に努められました。 消防関係におきましては、
県道改良工事に伴う
消防コミュニティセンター移転事業など、安心・安全な
まちづくりの施策が実施されました。 教育関係においては、児童・生徒1人1台の
学習用端末や
電子黒板等を整備し、
GIGAスクール構想の早期実現が図られました。 また、
小学校デジタル教科書導入事業や
中学校体育館屋根改修事業を実施し、児童・生徒の教育環境の改善が図られました。 そのほか、耐震不足が判明した
町民ホール及び
農業者トレーニングセンターの
耐震改修事業を実施し、いずれも、昨年のうちに施設利用を再開されました。 以上、令和2年度
一般会計決算における各種施策の成果を簡単に述べさせていただきましたが、町政運営において、令和2年度は、第6次市貝町
振興計画前期基本計画の最終年に当たることから、この計画に掲げた施策や目標指数が確実に達成されたか事業の効果の点検をするなど、今後も、積極的かつ効率的な行政運営を期待するとともに、町民からの要望に対しては、より的確に、より迅速な対応をされるようにお願いいたします。そして、今後もさらに市貝町の町民福祉の向上、町民1人1人の生活のさらなる向上のために活躍されることをご期待申し上げて、賛成討論とさせていただきます。 以上です。
○議長(
山川英男) 次に、反対者の発言を許します。 (発言する者なし)
○議長(
山川英男) 次に、賛成者の発言を許します。 (発言する者なし)
○議長(
山川英男) 発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから認定第1号を採決いたします。 本件に対する
決算審査特別委員長の報告は認定すべきものであります。 本件は、
委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 (
起立全員)
○議長(
山川英男)
起立全員であります。 したがって、認定第1号「令和2年度市貝町
一般会計歳入歳出決算認定について」は認定することに決定いたしました。
-----------------------------------
△認定第2号の討論、採決
○議長(
山川英男) 次に、認定第2号「令和2年度市貝町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」討論を行います。 まず、本件に対する反対者の発言を許します。 (発言する者なし)
○議長(
山川英男) 次に、賛成者の発言を許します。 小沢議員。登壇。 (9番 小沢岩夫 登壇)
◆9番(小沢岩夫) 議席9番、小沢岩夫です。 認定第2号「令和2年度市貝町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」賛成する立場から討論を行います。 令和2年度の決算資料では、厳しい国保財政にあって、歳入総額12億1,565万6,000円、歳出総額11億2,911万1,000円、
歳入歳出差引額8,654万5,000円となり、差引額については令和3年度に繰越しできるものとなりました。 今般、
国民健康保険は、年齢構成が高くなり、医療費の全体水準も高いことや低所得者が多い加入構造となっており、今後、さらに
少子高齢化が進み加入者が減少をすることにより、財政運営が困難になると言われておりますが、本町の財政を鑑みるに、繰越金額は令和元年度からは減になったとはいえ、国保財政の健全化や国民皆保険制度を支える重要な基盤である国保制度の安定運営に積極的に取り組んできた成果が上げられ、高く評価できるものであります。 さて、
国民健康保険税においては、総世帯数は1,632世帯、被保険者にあっては2,726名が課税の対象となっておりますが、
医療給付費分、
後期高齢者支援金分、
介護納付金分の現
年度課税分は、想定額に対し納付額は約2億2,300万円、95.83%の高収納率であり、県内においては第9位という高い位置を占めております。これは、町民の税に対する知識、認識の高さと、行政によるたゆまぬ努力の結果であると考えられます。 しかし、
収入未済額の対策は難しい課題であります。誠実に義務を果たしている多くの町民の公平感を阻害することのないように、税の負担と公共性、公平性、透明性を維持しつつ、社会保障の充実強化と効率化に向け、さらなる努力を担当課にお願いするものであります。 次に、低
所得者世帯に対する保険料の軽減措置については、
国保加入世帯数1,632世帯中、約5割に当たる世帯が対象となっており、
一般会計から約1,190万円程度の繰入れをしております。今後も、積極的な制度活用により低
所得者世帯に税負担の軽減を図るために、国、県、町の支援措置を十分に活用するようお願いするものであります。 次に、保健事業の取組でありますが、町民全員が安全・安心に健康で生き生きとし、心豊かに、そして郷土に誇りを持って暮らすためには、町民1人1人が自分の健康に関心を持ち、健康第一を心がけることが重要であります。自分の命と健康は自分で守る、それには、疾病の早期発見・早期治療に努めることにより、体に重い負担をかける前に治療をすることが重要であります。そうすることで、高額である医療費の抑制・節減にもつなげることが可能となります。 市貝町では、町民の健康を第一に考え、健康教室による健康保持、
体力増進事業を進めるために各種施策を積極的に展開し、健康の改善対策に努められております。また、特定健診による
特定保健指導事業や、24時間対応できる
電話健康相談事業、さらに
人間ドック健康診断事業は、75歳以上にも費用の助成に取り組むなど、心の支えとして町民に大変好評を得ております。 最後に、令和2年度の
医療費総額は約8億9,600万円、町民1人当たりの医療費は約32万2,000円となりました。これは、昨年度よりも医療費は減となりましたが、県内でも下位に位置しており、今までの保健事業の成果が着実に現れてきたものと確信をしております。 以上のようなことから、今後も、町民の立場に立ち、町民のニーズに応え、持続可能で安定した
国民健康保険の運営が継続されますようお願いをいたしまして、私の賛成討論といたします。 以上であります。これで私の賛成討論を終了といたします。ご清聴ありがとうございました。
○議長(
山川英男) 次に、反対者の発言を許します。 (発言する者なし)